新しい高松駅ビル「高松オルネ」プレオープン「数百年に一度の進化」全容公開【香川】

高松駅周辺の賑わいを創出する新たな拠点にと、期待が高まる高松オルネ。きょう(21日)プレオープンを迎え、一足早く、新しい駅ビルの全容が公開されました。

午前10時、高松オルネの入口が開かれました。香川県の玄関口にオープンする新たな拠点の第一歩です。

北館と南館には、食料や雑貨などを扱う約60のテナントが入居しています。あすのグランドオープンを前に、それぞれのテナントでは従業員たちが期待に胸を膨らませながら、陳列や品出しなど詰めの作業に追われていました。

(従業員)
「ぎりぎり準備がやっと整ったぐらいなので、焦ってはいるんですが、明日は楽しみにしています」

「客の数がすごそうだし、オープンを体験するのは初めてなので、どんな感じか想像が付かない」

中でも、目玉となりそうなのがこちらのスペースです。

(小寺健太記者)
「高松オルネの中には、読書をしながら飲食ができる魅力的なテナントもありますよ」

中四国で初となるシェアラウンジを備える、ツタヤブックストアです。利用料を払えば、書店にある3万冊を超える本の中から、購入前の3冊までをラウンジに持ち込め飲食も楽しめます。

駅ビルの店舗ということもあり、ビジネスや休憩といった様々な目的での利用に期待されています。

(ツタヤブックストア高松オルネ 磯本哲店長)
「四国の玄関口ですし、JR高松駅に併設しているので、通勤通学の客のほかに、観光で来る客にも来ていただきたい」

そして1階フロアにある洋菓子店ではオープニングイベントとして、香川県在住の画家、山口一郎さんによるライブペインティングが行われ、店の壁面に商品の「フィナンシェ」や香川を象徴する風景がクレヨンで描かれました。

JR四国グループも、新たな駅ビルの誕生がエリア一体を盛り上げる起爆剤になればと話します。

(JR四国ステーション開発 杉浦崇史社長)
「サンポート高松はこれからどんどん進んで、数百年に一度の進化を迎えようとしています。当館もしっかりとその波に乗って、高松の新たな魅力を発信しながら、高松の街が変わっていく原動力になれたら」

大きな期待がかかる高松オルネです。街の新しいシンボルになることができるのかいよいよ、あすグランドオープンを迎えます。

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