【ソウルシリーズ展望②】日本のエースが初登板! 対するはノーヒッター投手

MLB史上初となった韓国での開幕戦を終え、第2戦では日本のエース、山本由伸が遂にメジャーデビューを飾る。対するパドレスの先発は3年連続2ケタ勝利の右腕、ジョー・マスグローブ。対ドジャース初勝利に向けて万全の準備をし、マウンドに上がる。

ドジャースが逆転勝利を飾った開幕戦。ドジャースのホームゲームで行われる第2戦は、日本で3年連続MVP&沢村賞を受賞した絶対的エース・山本由伸がついにMLBでそのベールを脱ぐ。

山本はオープン戦でいきなり昨季王者のレンジャーズ戦に登板すると、2回1安打無失点3奪三振と上々のデビューを飾った。計3試合に登板し、0勝1敗ながら最後の登板となったマリナーズ戦では4回2/3を投げ、4失点を喫するも7三振を奪うなど相変わらずの高い三振奪取能力を見せつけた。そして今日、満を持してMLBのマウンドに上がる。

対するパドレスの先発は、2021年にパイレーツからトレードでパドレスに移籍したジョー・マスグローブ。パドレスの地元サンディエゴ郡のエルカホン出身で、少年時代からパドレスファンだったマスグローブは、移籍後のスプリング・トレーニングでダルビッシュ有に弟子入りを志願するなどチームに溶け込み、3年連続で2ケタ勝利を飾っている。

移籍早々の2021年、日本時間4月10日のレンジャーズ戦では、パドレスの球団創設52年目で初となるノーヒッターを達成。その年は2完封を含む31試合に先発し11勝(9敗)を挙げると、2022年は自身初のオールスター・ゲームにも選出された。

マスグローブはこれまでドジャースに対しては0勝7敗。大谷翔平とはこれまで7度の対戦を無安打に抑えているが、ムーキー・ベッツ、フレディ・フリーマン、マックス・マンシーには被打率.350超えと苦戦しているだけに、今回はリベンジに燃えている。

ダルビッシュvs大谷の初対決。そして松井裕樹もメジャーデビューを飾り、盛り上がりを見せるソウルシリーズ。このシリーズにおける日本人選手として、最後の登場となる山本はどんな投球を見せてくれるのだろうか。ソウルシリーズ最後の一戦も、熱い戦いが繰り広げられることは間違いない。

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