大谷、試合前も後も取材応じず ドジャース、疑惑の中で第2戦

パドレスに敗れ、引き揚げるドジャース・大谷(右端)=ソウル(共同)

 【ソウル共同】米大リーグ、ドジャースは21日、大谷翔平選手の通訳を務めてきた水原一平氏の違法賭博疑惑に揺れる中、ソウルの高尺スカイドームでパドレスとの開幕第2戦を行った。クラブハウスには日米韓のメディアが詰めかけ、緊張感が漂った。大谷選手は試合前も試合後も、取材には応じなかった。

 試合前に記者会見したデーブ・ロバーツ監督は沈痛な表情。疑惑についての質問には「申し訳ないが、そのことに関してはコメントできない」と繰り返した。プレーへの影響に関しては「翔平は試合に臨む準備ができている」と否定し、契約を解除された水原氏の業務は別の通訳が臨時で代行すると説明した。

 開幕戦が行われた20日にはファンが間近で見られたチームバス駐車エリアに規制線が張られるなど、球場の警備はより厳重に。バスの到着を脚立に乗って撮影しようとしたカメラマンが警備員に注意される場面も。一方で、クラブハウスで鼻歌まじりに歩くなど、普段通りの様子で試合に備える選手の姿も見られた。

記者会見するドジャースのロバーツ監督=21日、ソウル(共同)

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