みんつく代表は「大津氏」 東京地裁、斉藤氏の請求棄却

みんなでつくる党の大津綾香党首(左)、斉藤健一郎参院議員

 みんなでつくる党を除名となった斉藤健一郎参院議員が、登記の代表者名を自身に変更するため、大津綾香党首に「辞任した」との書面を作成するよう求めた訴訟の判決で、東京地裁(笹本哲朗裁判長)は21日、請求を棄却した。法務省によると、代表者が1人の政党では、前任者が退任したことを証明する書面を添付しなければ変更登記ができない。

 斉藤氏は大津氏が同党の前身「政治家女子48党」の段階で辞任したと主張したが、判決は「確定的な意思表示をしたとは認められない」とした。

 大津氏と斉藤氏はいずれも自身が党首だと主張し対立している。

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