祖父が貯めていた「10円玉1000枚」。銀行に預けるより、小銭として活用するべきでしょうか?

小銭の両替にかかる手数料

大量の小銭がある場合、銀行に預けて紙幣に両替してもらう方法があります。小銭を銀行で両替する場合、手数料は銀行ごとにさまざまです。以下では、三菱UFJ銀行と三井住友銀行、みずほ銀行、ゆうちょ銀行の手数料を紹介します。

・三菱UFJ銀行

三菱UFJ銀行の窓口で1000枚の硬貨を両替する場合にかかる手数料は1540円です。入金回数に制限はありません。そのため、1000枚の硬貨がある場合は、100枚を10回に分けて入金することになります。

・三井住友銀行

三井住友銀行の窓口で1000枚の硬貨を両替する場合にかかる手数料は1100円です。ATMを利用する場合には手数料はかかりません。三井住友銀行のATMは一度に100枚まで入金できます。入金回数に制限はありません。そのため、1000枚の硬貨がある場合は、100枚を10回に分けて入金することになります。

・みずほ銀行

みずほ銀行の窓口で1000枚の硬貨を両替する場合にかかる手数料は1320円です。みずほ銀行のATMは一度に100枚まで入金できます。そのため、1000枚の硬貨がある場合は、100枚を10回に分けて入金することになるでしょう。

・ゆうちょ銀行

ゆうちょ銀行の窓口で1000枚の硬貨を両替する場合にかかる手数料は1100円です。ゆうちょ銀行のATMで硬貨を預ける場合、1回あたり100枚までの入金ができ、手数料は330円になります。ATMを利用して1000枚の硬貨を両替した場合の手数料は3300円です。

大量の小銭の上手な使い道とは?

ここでは、大量の小銭の上手な使い道を紹介します。

・セルフレジで利用する

スーパーなどに設置されているセルフレジでの支払いに小銭を利用する方法があります。セルフレジの小銭投入口は大きいので、たくさんの小銭を入れるのに便利です。ただし、セルフレジは小銭の投入枚数制限が設けられている場合があるため、規定の枚数を超えないように注意する必要があります。

・Suicaにチャージする

駅の券売機でSuicaに小銭をチャージする方法もあります。ただし、「通貨の単位及び貨幣の発行等に関する法律」の第7条により、同一の貨幣は20枚までしか使用できません。JRの券売機は最低500円からしかチャージできないため、10円玉を50枚入れることは不可能です。しかし、JR以外の鉄道路線の駅に設置されているPASMOなら、10円単位でチャージできます。

硬貨の両替は平日の規定された時間内に銀行のATMを利用すると無料

大量の硬貨がある場合、平日の規定された時間内であれば、銀行のATMで手数料無料にて紙幣に両替できます。また、買い物の際にセルフレジを使ったり、電車を利用する際にSuicaなどにチャージしたりするときに使うとよいでしょう。ただし、いずれの場合も使える小銭の枚数に上限が定められているため、上限を超えないように注意する必要があります。

出典

三菱UFJ銀行 その他手数料
三菱UFJ銀行 ATMで硬貨を伴う入金・出金・振込をしたい。
三井住友銀行 【手数料】硬貨をATMや窓口で入金するときに、手数料は必要ですか?
三井住友銀行 【ATM】硬貨を伴う入金、出金、振込はできますか?
みずほ銀行 大量硬貨取扱手数料の新設について
みずほ銀行 ATMのご利用時間と手数料
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ゆうちょ銀行 (硬貨取扱料金早見表)
ゆうちょ銀行 ATM 硬貨預払料金の新設・ATM での硬貨取扱時間帯の変更
e-Gov法令検索 通貨の単位及び貨幣の発行等に関する法律(昭和六十二年法律第四十二号)

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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