公立高校の定員 113人削減へ

高校も再編が進むとともに定員が減り続けています。県教育庁は2025年度の公立高校の定員について県全体で113人少なくする案を明らかにしました。

定員の削減案は21日開かれた公立高校と私立高校の協議会で県教育庁が示したものです。

削減案は1年余り後の2025年度の公立高校の募集定員を2024年度と比べ県全体で113人減らす内容です。いずれも全日制で削減数は地区別に大館北秋田で30人、能代山本で15人、秋田市が18人、由利本荘にかほは20人、大仙仙北が30人です。定時制の定員は変わりません。

公立高校の定員は著しい少子化の進行に伴って年々少なくなっていて、今年度から新年度にかけては145人削減されました。

21日示された新たな削減案は7月に詳細が最終決定する見通しです。

また公立高校は現在、県外に住む人の入学について1次募集の定員の10パーセントを上限としています。ただ定員割れの高校が多いことから、県教育庁は受験者数を増やすため来年行う入試から拡大する方向で検討しています。

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