能登半島地震の被災地支援のため奈良県で初めてとなるボランティアバスが20日夜、橿原市から出発しました。
20日午後10時30分頃、橿原市にある県社会福祉総合センターに能登半島地震の災害ボランティアとして、約20人が集まりました。
これは県と県社会福祉協議会が募集したもので、今回の地震で県からボランティアバスが出るのは初めてです。参加者のうち防災士の男性に話を聞きました。
ボランティア参加者は―
「能登半島全体が被害を受けてしまうという状態になったので、どのような状態か自分の目で確かめてみたいというのもあります」
ボランティアが向かうのは県が支援を担当する穴水町で被災地では3月初旬にようやく水道が復旧し、避難所から自宅に戻る住民が増えてきたということです。そのため災害で出たごみや家財道具の搬出作業にボランティアの手が必要だといいます。
ボランティアはー
「家財道具のかたずけといってもなかなか…自分ができることがあればっていう感じです」
「どこでいま地震が起きて自分がいつ被害者になるかわからない。そういう状態のなかで自分がまだ体も元気で少しでも体力の余裕があるのであれば、困っている方たちに協力するのは必要かなと思いました」
午後11時に出発したボランティアは、22日昼まで活動し夜に帰ってくる予定です。なお県などでは現地の要望を聞きながら第2陣について検討する方針です。