生徒に暴言、教諭停職 「できなければADHD」

岩手県庁

 岩手県教育委員会は21日、授業中に生徒へ「これができないやつはADHD(注意欠陥多動性障害)だ」と暴言を吐いたり、椅子を蹴ったりしたなどとして、県立高校の50代男性教諭を停職5カ月の懲戒処分とした。

 県教委によると、教諭は2022年度以降、クラスの平均点が低かった際などに不適切な発言や行為を繰り返した。他の教員への告げ口を止めたこともあるという。

 生徒が昨年9月、別の職員に相談した。教諭は県の聞き取りに「恐怖心を与えることで、学習(に打ち込む)環境をつくろうとしたが、間違いだった」と説明している。

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