「開封後は、お早めに消費してください」
お菓子や調味料などのラベルを確認すると、そういう説明文が書いてありますよね。
傷まないうちに消費することをうながす一文ですが、具体的な日数は書いてないことがあります。
何日以内が『お早め』になるのかが分からず、不安に思う人もいるのではないでしょうか。
「開封したらお早めに」と書いてあるワケ
生活協同組合連合会のコープ北陸事業連合は、ウェブサイト上で『よくある質問』についての回答を掲載しています。
その中には、『お早めに』についての質問もありました。
何日くらいのことを意味するのか、気になるところですが…。
消費期限や賞味期限は、未開封で定められた方法にしたがって保存した場合という前提で設定されております。
「開封後」は、例えば別の容器に移してご使用になるなど、その商品がどのような状況でご使用になり、保存されるかが不明なため「お早め」という表現を使用しており、日数であらわすことができません。
開封後は使用状況次第のため、明確な日数を書けない事情があるようです。
しかし、人によって『お早め』の感覚は異なり、数日から数週間までバラバラでしょう。
「消費期限や賞味期限以内なら、早い消費だ」と思っている人もいるかもしれません。
開封後の消費目安を書いている企業も
開封後にどのくらいの日数で消費したらいいのか、企業によってはおおよその期間を自社のウェブサイトに記載していることがあります。
エバラ食品工業株式会社の場合、「保存状況により異なる」としながらも、開封後に消費する目安の期間を、次のように紹介しています。
たれ類(焼肉のたれ、すき焼のたれ、鍋の素、その他肉回り調味料)冷蔵庫保存で2週間くらい
浅漬けの素、ぬか漬けの素、キムチ漬けの素冷蔵庫保存で2週間くらい
横濱舶来亭フレークルウ冷蔵庫保存で1か月くらい
あなたは焼肉のたれを開封した後、どれくらいで使い切っていましたか。
冷蔵庫保存で2週間程度ではなく、数か月ほど使っていた人は、使用期間を見直したほうがいいかもしれません。
気になる食料品は、開封後のおおよその消費期間が書いてあるかをチェックしてみましょう。
[文・構成/grape編集部]
出典
コープ北陸事業連合/エバラ食品