W杯に続きパリ五輪でもなでしこと同居のスペイン、現地メディアの反応は「良い思い出とは言えない」「難しい初戦」

2023年女子W杯でもグループステージで同居したなでしこジャパンとスペイン女子代表[写真:Getty Images]

再びなでしこジャパンと同居することになった、初のオリンピックを迎えるスペイン女子代表。現地メディアはどう見ているのだろうか。
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国際サッカー連盟(FIFA)は20日、パリ・オリンピック女子サッカー競技のグループリーグ分け抽選会を行い、なでしこジャパンはスペイン女子代表、ブラジル女子代表、アフリカ予選1位(ナイジェリアor南アフリカ)と、グループCで同居することとなった。

日本とスペインは、2023年夏に行われたオーストラリア&ニュージーランド女子ワールドカップ(W杯)でもグループステージで同組に入り、当時は日本が4-0で勝利を収めたが、ノックアウトステージを勝ち進み、優勝したのはスペインだった。

オリンピックのグループ分けを受け、スペイン『マルカ』は、「あまり良い思い出とは言えないチームもある」と、日本をグループステージのライバルと見ている。同時に「W杯では0-4で敗れたが、最終的にはこの敗北がスペインサッカー界の歴史的なマイルストーンに繋がった」とも述べており、当時の対戦は強く印象に残っている様子だ。

また、W杯では両チームがグループステージ突破を決めての第3節に対戦をしたが、パリ・オリンピックでは初戦で相まみえる。

『アス』も日本を警戒し、「世界チャンピオンにとって難しい初戦」と伝える。とはいえ、代表チームのスポーツ・ダイレクター(SD)を務めるマルケル・ズビザレッタ氏は「どのチームも最高レベル」と、日本に限らず、各チームともに警戒すべきだと語った。

「オリンピックという観点から見ると、どのチームも最高レベルです。日本は我々にリベンジの機会を与えてくれるし、ブラジルはサッカーのベンチマークだ。アフリカの代表がどこかは待たなければならないが、いずれにせよハイレベルなライバルだ。スケジュールの都合上、午後の早い時間の試合になることはわかっており、暑さのためにより難しくなるであろうことも想像に難くない」

オリンピックの女子サッカーは12チームが出場し、各組4チームに分けられた3グループの上位2チームと、各組3位のうち上位2チームが準々決勝に進む。

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