山口の地を世界的な生産拠点に テルモが山口市で工場増設へ

世界の医療需要の拡大に対応します。

医療機器や医薬品を製造する「テルモ」が、山口市の製造設備を増強することになり21日、山口市と協定を結びました。

きょうはテルモ山口の坂口 至社長と山口市の伊藤市長が協定書に調印しました。

テルモ山口は現在山口市の山口テクノパークでカテーテル関連製品などを製造しています。

今回、およそ28億円を投じカテーテル関連製品の設備を増強し、薬剤充填済注射器などを新たに取得した隣接地で増産するということです。新設備の稼働開始は、2026年12月を見込んでいるということです。

テルモグループは、心臓のカテーテル治療に使うガイドワイヤーのシェアが世界の60%を占めていて、山口の地を世界的な生産拠点としたいとしています。

(坂口至社長)

「この治療法がよりグローバルに 推奨され広がることが、より安全な医療であり医療経済性の高い医療に変わると思っていますのでしっかりとそれを訴求しながら安定供給という意味でこのテルモ山口で、しっかりとしたものを作っていきたい」

テルモ山口では2027年3月までに新規雇用150人を予定、極力地元から採用したいとしています。

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