スペイン期待のCBパレデスが2029年夏まで契約延長! 10歳からクラブ所属の生粋の“ビルバオっ子”

アスレティック・ビルバオは21日、CBアイトール・パレデスとの契約延長を発表した。新契約は2029年夏までの5年間となる。

10歳から『レサマ』で過ごす生粋の“ビルバオっ子”が、愛するクラブと長期契約を締結した。2000年4月29日生まれの現在23歳は、昨シーズンにトップチームデビューを果たすと、昨夏に退団したイニゴ・マルティネスの穴を埋めるようにメキメキと台頭。イェライ・アルバレスが戦線離脱を繰り返していたこともあり、1歳年上のダニ・ヴィヴィアンとの“若手CBコンビ”として牙城を築いている。また、昨夏にはU-21スペイン代表としてU-21EUROに臨み、持ち味のポジションニングとカバーリング、ビルドアップを生かしたプレーで、大会準優勝に貢献していた。

今シーズンはここまで公式戦32試合に出場し、ラ・リーガ第19節セビージャ戦ではトップチーム初得点を記録したパレデス。そんな同選手を巡っては、チェルシーが来夏の獲得に興味を寄せていることが報じられていたが、無事に契約延長を成立させたミケル・ゴンサレスSD(スポーツディレクター)は「レサマの最年少カテゴリーに入団し、そこからトップチームにまで上り詰めた模範的な選手だ。今回の契約延長は、長年彼と一緒にハードワークをしてきたレサマの多くのスタッフにとって、誇りとなるだろう」とクラブの“純血主義”という哲学を体現する選手であると強調している。

エルネスト・バルベルデ監督の下、通算24度目となるコパ・デル・レイ優勝に7度目の王手をかけ、10年ぶりとなるチャンピオンズリーグ出場権獲得にも近づくアスレティック・ビルバオ。育成年代の全カテゴリーを踏破した生粋の“ビルバオっ子”は、“ロス・レオネス”の本懐を果たせるだろうか。

【動画】2029年夏まで契約を延長したCBパレデス

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