「わかりやすい」「なじみがあってよい」 札幌市電の停留場 "ネーミングライツ" 8か所公表 収入は計343万円で市電の運行業務などに充てられる

札幌市電の停留場8か所の副名称が発表

札幌の市電が2月に募集したネーミングライツ。3月21日、8つの停留場の「副名称」が公表されました。利用者の減少などで財政が悪化している札幌市電。財源確保のため市電を運営する札幌市交通事業振興公社は2月、14か所の停留場で「副名称」のネーミングライツを募集しました。このうち、21日に8か所の停留場の新たな名称が公表され、最も高かったのは狸小路停留場の年間66万円でAOAO SAPPOROが契約しました。AOAO SAPPOROは「札幌“狸小路”にある水族館として、市民の方々により愛される施設になりたい」とコメントしています。

『次は狸小路、狸小路 AOAO SAPPORO前でございます』

年間66万円でAOAO SAPPOROが契約

「今後、車内放送は『次は狸小路、狸小路AOAO SAPPORO(アオアオサッポロ)前でございます』に変わります」(鎌田祐輔 記者)「場所の名前が入っているのでわかりやすい」(札幌市民)「建物もAOAOだし停留場もAOAO。なじみがあってよい」(札幌市民)複数の応募となり唯一、抽選となった中島公園通停留場の副名称は豊平館が権利を得ました。

権利を得た豊平館

「豊平館はまだまだ市民に認知されていないし、観光客もどんどん来てもらいたい施設だと思っているので、これをきっかけに気軽に足を運んでもらえるようにやっていきたい」(北海道歴史文化財団 松井則彰さん)「学校の卒業式で記念に写真撮りにきた。豊平館前と言ったら観光客もわかりやすいのでとっても良い」(利用客)ネーミングライツによる収入はあわせて343万円で、市電の運行業務などに充てられます。

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