タイ国王次男、永住帰国に意欲 有力紙と異例の会見

ワチャレーソーン氏との単独会見を報じるバンコク・ポストの紙面など=21日、バンコク(共同)

 【バンコク共同】タイの英字紙バンコク・ポストは21日、ワチラロンコン国王(71)の次男ワチャレーソーン氏(42)がバンコクで同紙の単独インタビューに応じ、今後、米国からタイに帰国して永住することに意欲を示したと報じた。約27年前に国外追放された国王の元妻との子の1人で、タイメディアのインタビューを受けるのは異例。王室復帰の可能性には触れなかった。

 タイでは国王の後継者が公にされていない。最有力候補と目されているパチャラキティヤパー王女(45)は22年12月に心臓発作を起こし、入院生活が続いているとされる。ワチャレーソーン氏は現在王室に籍はない。今回も「私的な訪問」と強調した。

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