二宮和也『ブラックペアン』6年ぶりに続編放送へ…性加害問題で一時は「企画そのものがお蔵入り」の危機

3月20日、嵐の二宮和也が、7月期の日曜劇場『ブラックペアン シーズン2』(TBS系)で主演を務めることがわかった。二宮にとって、スマイルアップ(旧ジャニーズ事務所)退所後、初めての主演ドラマとなる。

二宮が天才外科医・渡海征司郎を演じた前作は、2018年4月期の日曜劇場で放送された。6年ぶりの続編制作について、二宮は《この6年間で色んな経験をさせてもらい、その全てをぶつけて挑みたいと思います。早く日曜日にならないかなぁ!っと皆様に思って頂ける様、スタッフ一同頑張って参ります!》と意気込みを語っている。

Xでは「渡海先生」「ブラックペアン」がトレンド入り。《渡海先生おかえりなさい》《また日曜が楽しみに》といった歓喜の声が寄せられている。

「2018年に放送された『ブラックペアン』は、全話平均の世帯視聴率が14.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)、最終話は18.6%と大人気でしたから、長らく続編のタイミングを探っていたようです。

当初は2021年7月期の放送を目指したものの、このときは重要キャストを務める竹内涼真さんのスケジュールが合わず頓挫したと聞きます。

そうしたなか、2023年になってジャニー喜多川氏の性加害問題が注目され、日曜劇場の主要スポンサーである花王、サントリー、日本生命が旧ジャニーズ事務所所属タレントを今後新たに広告に起用しない方針を示したため、企画がお蔵入りする可能性も出てきたのです。

しかし、二宮さんは、2023年10月に旧ジャニーズ事務所を退社。独立したことで性加害問題の影響を受けなくなり、『ブラックペアン』続編が動きだしたようです。

二宮さんは、2月から松本人志さんの代理でトーク番組『だれかtoなかい』(フジテレビ系)にMCとして出演していますが、これは4月までの期限つきではないかと言われています。日曜劇場と『だれかtoなかい』は時間帯がかぶっていますからね」(芸能記者)

局内でも、続編制作は歓迎されているようだ。本誌取材に、TBS局員はこう話す。

「監督は福澤克雄さん、プロデューサーは伊與田英徳さんで、この2人がタッグを組むなら数字が取れるので助かります。2023年7月期に放送されたドラマ『VIVANT』以降、日曜劇場は苦戦しているので、このドラマが起爆剤になればいい」

前作の主演ドラマ『ONE DAY』(フジテレビ系)が散々な評価だった二宮にとっても、『ブラックペアン』続編で、再び「視聴率男」の名声を手に入れたいはずだ。

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