フードロス対策&節約にもなる、食費節約の達人が実践する「食材を最後まで使いきる」3つの工夫

フードロスは環境にも節約にもよくありません。フードロス対策にも節約になる、食材を最後まで使いきるためにできることがあります。

食費節約が得意なさくのんさんに、工夫していることを3つ教えてもらいました。

1.冷蔵庫の中にも住所を

部屋が散らからないようにする対策の1つとして、「ものに住所をつける」というものがあります。

片づける場所(住所)があると、どこにあるんだっけ?がなくなります。

食材も同じで、冷蔵庫の中にも食材の置く場所(住所)を決めておくと、じつはまだあるのに余分に買ってしまったり、忘れ去られた食材が奥から出てくる、なんてことを防ぐことができます。

また、住所が決まっていると冷蔵庫を開けてから目的の食材を探すということもなくなるので、冷蔵庫を開けておく時間が短縮できて光熱費の節約にもつながります。

2.冷凍保存

買い物に行くのは時間や手間がかかるのである程度のまとめ買いは節約になります。

しかし食材をだめにしてしまっては本末転倒なので、食材は冷凍保存を活用して使いきりましょう。

例えば白菜やキャベツは半分にカットされているものより、1玉で買った方が割安なことが多いです。

割安な1玉を買ってすぐに食べきれない場合は、使いやすい大きさにカットして、ジッパーつき保存袋に入れて冷凍保存します。

賞味期限間近で値引きされた商品も、冷凍保存することで食費の節約になります。

3.食材がなくなるまで買い出しに行かない

冷蔵庫や乾物などを活用して、食材が残っているうちは買い出しに行かないようにします。

1つ2つの足りないものを買いに行っただけなのに、つい必要のないものを買ってしまったり、新しく買い出ししたことですぐに使わなければならない食材のことを忘れてしまったことはありませんか?

食材があるのに買い足すよりも、今ある食材を使いきるように献立を決めるとフードロスも防げます。

スマホを使えば、使いたい食材からレシピを検索することもできますし、レシピにのっている材料が1つや2つなくても、その食材は抜いたり、ほかの食材に置き換えたりしても案外つくれるものです。

フードロスも節約も

フードロスほどもったいないことはありません。せっかく安く食材を手に入れてもムダにしてしまってはなんの意味もありません。

そしてフードロスを意識することは、節約に直結していて、いいことばかりです。

ちょっとした工夫でフードロスはなくせると思うのでぜひ参考にしてみてください。

■執筆/さくのんさん…コロナ禍で食費の大幅削減に成功し、食費2万円台をキープする節約主婦。家計管理術や、コストコの押し商品などをレポートするインスタグラムが人気。インスタグラムは@sakunon_s_life

編集/サンキュ!編集部

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