第4戦の扱い、没収試合、日程延期（可能性は低いか…）、そして日本開催――この3つに。
［北中米W杯 アジア2次予選］日本代表 1–0 北朝鮮代表/2024年3月21日19:23/国立競技場
2026年開催の北中米ワールドカップ（W杯）に向けたアジア2次予選の第3戦、サッカー日本代表(SAMURAI BLUE) が田中碧のゴールを守り切り、北朝鮮代表に1-0の勝利を収め、3連勝で首位をキープした。
また、急きょ、26日に平壌で予定されていた同予選の第4戦が中止になることが決まった。日本サッカー協会（JFA）の田嶋幸三会長が試合後、記者団に説明した。
田嶋会長によると、まず21日早朝、アジアサッカー連盟（AFC）と北朝鮮サッカー協会から、「平壌開催が難しくなった」と連絡があった。このあとAFCは北朝鮮協会に対し、マレーシア時間の15時（日本時間16時）までに、北朝鮮協会の責任であり、代替案を挙げるように指示があった。
しかしそれまでに代案は示されなかった。そしてこのあと日本の田嶋会長と北朝鮮のキム・ジョンス会長が話し合いを実施。両国の渡航には様々なハードルがあるため、第3国での実施という選択肢もなくなった。そして北朝鮮協会からは、第4戦について、日本開催の打診があったというのだ。
とはいえ、北朝鮮代表の日本での滞在許可も明日22日までしか出されていない。もちろん日本対北朝鮮戦が行われた時間も夜間であり、関係機関はすでに業務を終えている。田嶋会長は「日本で2試合目をできるかどうか、今は難しい。時間が掛かるということはお伝えしました」と、実現の可能性については言及しなかったという。
不戦勝になる可能性もあり、その場合はFIFA（国際サッカー連盟）が最終的に決定することになるという。田嶋会長は、まず、平壌で開催されないということが決まったと、その”事実”をまず報告している。
外務省なども関わってくる事案だが、今後の可能性としては、没収試合の扱いになる、日程延長（これは難しいか……）、そして日本での26日開催――この3つになる。
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日本代表は平壌への経由地である北京に渡らず、日本で準備を行うことになった。
