日本のアニメ映画「デデデデ」への好評止まらず、台湾でも上映へ―台湾メディア

台湾メディアの華視は20日、日本のアニメ映画「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション」に対する高評価が止まらないと報じた。

台湾メディアの華視は20日、日本のアニメ映画「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション(通称・デデデデ)」に対する高評価が止まらないと報じた。

同作は浅野いにお氏の漫画が原作。宇宙から突如として襲来した巨大母艦が上空に浮かび、“侵略者”との戦闘が日常になった東京を舞台に、女子高生の小山門出(こやまかどで)、中川凰蘭(なかがわおうらん)らの日常を描く。漫画は2014年に連載を開始し、22年にコミックス全12巻で完結した。劇場版は2部作で前章が今年3月22日、後章が5月24日に公開される。

記事は、「君の名は。」などを手掛けた新海誠監督が今月14日、X(旧ツイッター)で前章の試写に出席したことを報告し、「連載が始まったときのあの興奮、圧倒的な情熱と執念と才能をたたきつけられるような感覚を、映画を見ている間中もう一度浴び続けました。圧巻。そして震災後の日常に貼りついたあの不安が、十年経った今でもなお増していることも突きつけられます」と絶賛したことを紹介。「アニメ界で影響力のある巨匠からの称賛は、この映画の品質を保証するものであることは間違いない」と論じた。

また、ネット上でも好評が爆発しているとし、「試写会めっちゃよかった!令和の『AKIRA』とも言える作品」「どんどん引き込まれた。後章が待ちきれない」「あの漫画で味わった形容し難い日常感を映画の中で体験できるのが楽しみ」「地球が最悪になった話。日常生活の中の恐怖とありがたみを感じさせてくれる」といったコメントを紹介した。

記事は、「日本では今週末に公開され、台湾でも他のアジアの国に先駆けて公開される予定だ」とし、台湾の配給会社・台北双喜電影が同作の上映を宣言していることを伝えた。(翻訳・編集/北田)

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