島根、鳥取インフルエンザの流行続く 鳥取は注意報基準超え

インフルエンザウイルスの電子顕微鏡写真(米疾病対策センター提供)

 山陰両県でインフルエンザの流行が続いている。直近1週間(11~17日)に定点医療機関で確認された感染者数は島根が前週比6.81人増の19.92人、鳥取が2.24人増の12.62人で、注意報基準(10人)を超えた。隠岐保健所管内は20.50人増の57.00人で、警報基準(30人)を大幅に上回った。

 島根県の保健所管内別の内訳は、隠岐の57.00人のほか、浜田37.80人、松江26.82人、出雲13.56人と続いた。全体の9割以上が19歳以下の子どもの感染で、11~21日までに55校で学級閉鎖措置があった。

 新型コロナウイルスの感染者は、島根231人、鳥取213人で、定点当たりは島根が0.08人減の6.08人、鳥取が0.69人減の7.34人。

 保健所管内別の内訳は、島根県が、松江(定点医療機関11)69人▽出雲(9)52人▽浜田(5)36人▽雲南(3)26人▽益田(5)22人▽県央(3)17人▽隠岐(2)9人ー。18日時点の入院患者は89人で、重症者はいない。

 鳥取県は、米子(11)89人、鳥取市(12)75人、倉吉(6)49人。

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