ニューカッスルに大きな痛手 オランダ代表DFボトマンが長期離脱へ

写真:マンチェスター・シティ戦で負傷したボトマンは長期離脱が決まった

ニューカッスルの公式サイトは、オランダ代表DFスヴェン・ボトマンが前十字靭帯を負傷し長期離脱することを発表した。

ボトマンは3月17日に行われたFAカップ準々決勝マンチェスター・シティ戦で、前十字靭帯を負傷し、83分にエミル・クラフトとの交代を余儀なくされた。

ボトマンの負傷を受けて、「ニューカッスルの全員がスヴェンの一日でも早い回復を願っている。さらなる検査の結果、前十字靭帯を負傷したことが確認され、6~9カ月以内に復帰できる見込みだ」とクラブが声明を発表している。

昨年9月にヒザのケガを負ったボトマンは12月に復帰するまで、17試合を欠場している。その際はキャプテンのジャマール・ラッセルズが穴を埋めており、シーズン終盤戦もファビアン・シェアとラッセルズがCBのコンビを組むことが予想される。他にも、左SBのダン・バーンもCBとしてプレーできるため、エディー・ハウ監督の起用法も気になるところだ。

プレミアリーグによると2022-23シーズン以降、ボトマンが出場した試合の勝率は49.1パーセントだが、出場していない試合は38.5パーセントまで勝率が下がるという。また得点と失点数にも影響が出ており、出場時は平均得点が2.0、平均失点が1.2を記録している。対してボトマン不在の試合は、平均得点が1.5、平均失点も1.5点とデータにも影響が表れている。

現在ニューカッスルは正守護神のニック・ポープに加え、ジョエリントン、カラム・ウィルソンらが戦列を離れており、今シーズンは主力陣のケガに苦しんでいる。

FWのアントニー・ゴードンがイングランド代表に初招集というニュースもあった中、主力CBが長期離脱が決まり、ニューカッスルにとって難しい時間が続きそうだ。ニューカッスルはインターナショナルブレイク明けの3月30日にウェストハム戦を控えている。UEFAコンペティションの出場権獲得に向けて争うこの一戦は直接対決となる。

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