北朝鮮での試合が急遽中止に! 日本開催も難しくFIFAの裁定待ち…田嶋会長「今朝、平壌での開催が難しいとのレターが届いた」

日本代表は21日、FIFAワールドカップ26アジア2次予選兼AFCアジアカップサウジアラビア2027予選・グルーブB第3節で朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)代表と対戦し、1-0で勝利。5日後には北朝鮮・平壌での再戦が予定されていたが、平壌での試合が中止となったことが急遽中止となった。

試合後、囲み取材に応じた日本サッカー協会(JFA)の田嶋幸三会長が「今朝、突然、北朝鮮から平壌での開催は難しいとレターが届きました。それを受けてアジアサッカー連盟(AFC)は、マレーシア時間の15時(日本時間16時)までに代替案を用意して北朝鮮の責任の下でやりないさいとなった。我々もそれを待っていましたが、残念ながら代案は届かず、いま北朝鮮のキム団長とミーティングを行いました」と現状を説明。メディアに対して「平壌ではやらないということは決まった」ことを発表した。

田嶋会長は、北朝鮮がAFCに送った開催不可の内容はわからないとつつ、試合前に平壌で試合ができなくなった旨をキム団長から聞き、ハーフタイムに日本でできないかとの打診を受けたとのこと。そして試合後にミーティングを行なったものの、北朝鮮の選手たちの滞在許可が22日までとなっていることや、様々な手続きや調整を行うのにも時間を要することから日本での開催は不可能であることを説明。それは北朝鮮側も「理解していた」とし、これからAFCに連絡することになるようだ。

試合の結果が“不戦勝”になるのかに関しては、「国際サッカー連盟(FIFA)や委員会で決めることになると思います」と語り、FIFAからの裁定を待ち、今後の動きを決定する考えを示した。なお、選手たちには「試合に集中してもらいたかった」ことから説明はせず、試合に臨んでいたことも明かしました。

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