伏兵寺門、歓喜の涙 視力悪く「見間違えたかと…」

男子200メートルバタフライ決勝 パリ五輪代表に決まりガッツポーズする寺門弦輝=東京アクアティクスセンター

 競泳のパリ五輪代表選考会第5日は21日、東京アクアティクスセンターで行われ、男子200メートルバタフライは21歳の伏兵、寺門が1位で代表入りを決めた。最後の50メートルで狙い通りに巻き返し、本多を逆転。「視力が良くなくて(電光掲示板を)見間違えたかと思ったけど、よく見たら合ってた。うれしかった」と顔をくしゃくしゃにして歓喜の涙を流した。

 個人メドレーもこなし、バタフライでの実績は多くない。同じ日大の先輩、本多は「高いレベルの練習をしていて、学べるものは多い」とそろっての代表入りを喜んだ。

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