「大谷翔平がライト前へ108.7マイルのロケットシングル!」通訳解雇で心配の声も「特に異常なし」「初球を砕いた」と米識者賛辞

3月21日、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平は、韓国・ソウルで行なわれたサンディエゴ・パドレスとの開幕シリーズ第2戦に「2番・指名打者(DH)」として先発出場。水原一平通訳が電撃解雇されてメンタル面への影響が心配されていたなか、立ち上がりから痛烈なライト前ヒットを放つなど、この試合でも存在感を示している。

初回1死走者なしの第1打席では、先発ジョー・マスグローブと対峙。この試合まで通算7打数無安打と相性の悪い相手だったが、初球のカットボールをフルスイングすると、打球は鋭くセカンドの頭上を越え、鮮やかなライト前ヒットに。その後、フレディ・フリーマンが四球で出塁すると、ウィル・スミスのタイムリー二塁打で大谷が生還した。

心配の声を一蹴するかのような偉才のパフォーマンスには、SNS上でも反響の声が多く寄せられている。なかでもドジャース傘下2Aタルサでカメラ・サウンドオペレーターを務めるディラード・バーンハート氏は、すぐさま公式X(旧ツイッター)を更新。実際のプレー映像を共有しつつ、「オオタニが出塁。特に異常なし」と反応を示している。
また、ドジャースのニュースを専門的に扱う『Dodgers Nation』のノア・カムラス記者は、「ドジャースのスラッガーが打球速度108.7マイル(約174.9キロ)を叩き出した」と投稿。米放送局『Fox Sports』でアナリストを務めるベン・バーランダー氏は、「初球を打ち砕き、ライト前へ108.7マイルのロケットシングル!」と興奮気味に反応した。

その後、2回の第2打席では、あわや本塁打かと思われるようなライトへの犠牲フライを放ち、2試合連続打点をマークしている大谷。3回の第3打席はピッチャーゴロに倒れたが、残りの打席でどんな活躍が見られるか。偉才の一発に期待だ。

構成●THE DIGEST編集部

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