井原 グループホームで入所者虐待　市が新規受け入れ6カ月停止に

　井原市は21日、同市大江町のグループホーム「楽々園」で入所者への虐待があったとして、介護保険法に基づき新規利用の受け入れを4月1日から6カ月間停止すると発表した。

　市によると、2023年5月から11月にかけ、施設の代表者や職員らが複数の入所者に対し、室内用の靴で頭をたたいたり、「緊急やむを得ない場合」に限られる身体的拘束を行ったりした。

　同年8月に通報を受けた市が監査し、同法が定める人格尊重義務違反に当たると判断。すでに3カ月間（同年10～12月分）の介護報酬の減額措置が取られている。