「一体感を出したかった」 37歳長友佑都が出番なしでも熱い! 平壌開催の白紙にも動じず

試合後にスタジアムのファンに挨拶する長友佑都。[写真:©超ワールドサッカー]

日本代表は21日、国立競技場で北中米ワールドカップ(W杯)アジア2次予選の北朝鮮代表戦に臨み、勝利した。

開始2分に田中碧の電光石火弾でリードしてから、なかなか追加点を奪い切れなかった日本だが、そのまま1-0で勝利。今予選3連勝でグループB首位を守り、突破に王手をかけた。

1年3カ月ぶりに代表復帰後の長友佑都は出場機会なしに終わったが、後輩たちのさらなる成長を期待しつつ、試合を振り返っている。

「勝ち点3が取れたところは大きいけど、前に行く姿勢だったりはどん欲な姿勢をもっともっと見せられるんじゃないかと思って見ていた」

そんな37歳DFは練習から盛り上げ役としていいムードを作り出すなか、この試合でもベンチからチームを鼓舞。込めた思いを明かした。

「ピッチにいる選手だけでなく、ベンチにいる選手も戦っているというところを、その一体感を出したかった。W杯の時に出せた一枚岩になるような強固なチームを作りたいという思いだった」

また、26日に予定した平壌開催の北朝鮮戦が急きょ白紙になった件も問われると、「ちょっと状況がわからないから、軽はずみなことは言えないけど」と前置きし、こう続けた。

「かなり厳しい平壌で試合がないとしたら、僕らにとって大きいのかなと思う。僕、(平壌に)行っていないですけどね。みんな、非常に苦しかったと、精神的に苦しかったと聞いていたので」

異例の事態とあって、選手もメンタルの準備が難しいが、「気持ちはまったく変わらない。平壌で試合するつもりでいたので、どこで試合をしようが、今日(の試合で)出た課題を含め、前を向いてやっていくだけ」と話した。

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