［２１日 ロイター］ - 米オンライン掲示板レディットが２１日、ニューヨーク証券取引所（ＮＹＳＥ）に上場した。取引初日の終値は新規株式公開（ＩＰＯ）価格を４８％上回る５０．４４ドルだった。初値は４７ドルと、ＩＰＯ価格を３８％上回っていた。
ＩＰＯは仮条件レンジの上限である１株当たり３４ドルで実施し、７億４８００万ドルを調達した。
レディットは２０２１年１２月からＩＰＯの計画を進めており、投資家の関心が集まっていた。
２１年に私募形式で行った資金調達ラウンドでは、企業価値は１００億ドルと評価されていた。株式市場の好反応は、ＩＰＯを軌道に乗せるために評価額の予想をそれほど抑える必要がなかった可能性を示している。
同社は０５年の創業以来、通期で黒字を出していない。
ヴァンダービルト大学のジョシュ・ホワイト助教授（金融学）は、投資家が潜在的な成長性への期待から赤字企業である点を意に介していないことを示すものであり、少なくともこの３年間は見られなかった傾向だと述べた。
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