県内初「レーヴィス栃木」Vリーグ参入 足利拠点の男子クラブチーム

レーヴィス栃木の選手、スタッフら(2022年、チーム提供)

 足利市を拠点に活動するバレーボールの男子クラブチーム「レーヴィス栃木」が、2024~25年シーズンから始まる「新Vリーグ」に参入することが21日、分かった。運営するジャパンバレーボールリーグが参入を認めるライセンスを交付した。本県では初のVリーグチーム誕生となる。

 新Vリーグは現在の2部(V2)と3部(V3)を統合し、今年10月に開幕する。21日開かれたリーグ理事会で新規のレーヴィス栃木を含む14チームの参入が認められた。開幕までに参入チーム数は増える可能性もある。1部(V1)は「SVリーグ」へと移行し、男子はパナソニックなど9チーム、女子はNECなど12チームへのライセンス交付が決まった。

 レーヴィス栃木はVリーグ参入を見据え、21年12月に発足。22年秋の栃木国体では多くのメンバーが本県成年男子チームの中心を担った。地域活性化や競技人口増加を掲げ、国体後も本県でのプレーを希望する選手の「受け皿」としての役割を果たしている。

 昨年5月には足利市と「ホームタウンパートナー連携協定」を締結。ホームタウン設定やホームアリーナ確保などライセンス交付条件をクリアしたとして同11月、リーグ加盟を申請していた。

 新Vリーグはレギュラーシーズンで1チームにつき最低20試合の対戦が予定され、そのうち半数がホームゲーム。来場者による経済波及効果が見込まれるほか、本県の競技力向上にも期待がかかる。

 足利工大付属高(現足利大付属高)バレーボール部出身でチーム運営会社レーヴィスの店網秀明(たなあみひであき)社長(40)は「栃木のバレーボール界が盛り上がることを思えば、これ以上うれしいことはない」と喜びを語った。

© 株式会社下野新聞社