京急、落とし物探しにLINE導入 年間20万件、AIが高速検索

LINEによる忘れ物探しのイメージ(京急電鉄提供)

 京浜急行電鉄(横浜市西区)は4月16日から、全路線の駅や列車内での忘れ物をLINE(ライン)を使って問い合わせできるサービスを導入する。

 導入されるのはクラウドサービスを手がけるfind(東京都)のシステム「落とし物クラウドfind」。

 京急電鉄が毎年取り扱う忘れ物や落とし物は約20万件。乗客からの電話の問い合わせに対し、検索する現行システムでは時間を要することがあった。

 今回導入されるシステムは人工知能(AI)を用いており高速で検索が可能。加えて、口頭のやりとりからLINEでの文字入力となり気軽に問い合わせでき、品物の画像があれば、それを照会して捜してもらえる。

 利用者はfindのLINE公式アカウントを追加し、忘れ物情報を入力すると、AIとオペレーターが問い合わせに対応する。問い合わせは、京急電鉄電話045(225)9696。

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