「アジアのどこになら勝てる?」シンガポール戦で“2-0→2-2”の新生・中国代表に母国メディアは愕然!「無謀な采配だった」

現地3月21日、ワールドカップ・アジア2次予選で中国代表はアウェーに乗り込んでシンガポールと対戦。2点のリードを奪って優位に試合を進めたはずが、後半に敵の猛攻に晒されて連続失点を喫した。終わってみれば痛恨の2-2ドローで、7戦未勝利という不名誉な記録を更新した。

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先のアジアカップでは0勝2分け1敗でグループステージ敗退の憂き目に遭った。とりわけ得点ゼロという結果に国内で非難が集中し、アレクサンデル・ヤンコビッチ監督は更迭。新監督選びは二転三転するなど混迷を極めたが、アジアカップ後にオマーン代表監督の座を追われていたブランコ・イバンコビッチ監督の招聘に漕ぎつけた。

クロアチア人指揮官はさっそく、前政権で干されていた帰化選手たちを大量に招集。FWエウケソン、MFフェルンナンジーニョ(ともにブラジル出身)、DFタイアス・ブラウニング、MFニコ・イェナリス(ともにイングランド出身)の4人で、今回のシンガポール戦ではイェナリスを除く3選手が出場した。

試合は序盤から中国が攻勢を仕掛け、シンガポールに付け入る隙を与えない。10分にエースのFWウー・レイが先制点を挙げると、前半終了間際にもふたたびウー・レイが決めて2-0。楽勝ムードも漂ったが、後半は形勢が一変、ホームの大声援に後押しされたシンガポールにペースを握られる。52分に1点を返され、81分にも守備の混乱を突かれて被弾してしまう。絵に描いたような大失態で、中国は1ポイントを掴んだのみだった。

中国のスポーツメディア『捜狐体育』は「もはや格下相手に負けても驚きはしない。現在の中国代表がアジアのどこになら勝てるというのか。100%保証できる相手などないのだ」とクールに論じ、「ウー・レイは2点を取ったが、本当なら4点取っていなければいけなかった。酷いシュートミスを繰り返したのが悪夢の前兆となったのである」と断じた。

注目のイバンコビッチ采配に関しては、「良く整理された4-4-2システムで、帰化選手たちも役割をきっちり果たしていた印象だ」と評しつつ、「ただ後半にシンガポールが人海戦術で揺さぶってくるとたちまち混乱した。1点差にされて守りを固めるべきところで、イバンコビッチはFW2人を投入して攻撃的なシステムに変更したのだ。中国の選手には高度すぎたのかもしれない。無謀な采配によってチームは壊れ、同点ゴールを決められた」と嘆く。

これで国際Aマッチは7試合未勝利(0勝3分け4敗)となった。同メディアは「韓国やカタールに勝てないのはしょうがないとして、タジキスタン、レバノン、シンガポール、香港などFIFAランキングで中国よりうんと下のチームにも勝てていない。由々しき事態だ」と不満を漏らす。

それでも『捜狐体育』は「一つひとつ積み重ねて教訓としていくしかない」と気を取り直し、最後は「イバンコビッチは我々をワールドカップに連れて行くと公約した。今はそれを信じて次のリターンマッチ(26日/ホームでのシンガポール戦)にしっかり勝利してもらうこととしよう」と期待を込めた。

中国はアジア2次予選のグループCで韓国、タイ、シンガポールと同居。3試合を終えて1勝1分け1敗の勝点4で、同ポイントのタイに得失点差で劣り、3位に甘んじている。首位は2勝1分けで勝点7の韓国。連敗中だったシンガポールは中国戦で嬉しい初ポイントをゲットしている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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