「できない選手は呼ばれない」日本代表定着へ小川航基の覚悟。オランダで12発、守備面も自信「すごく自分の中で成長した」

日本代表で生き残り、定着へ。小川航基が覚悟を示した。

3月21日に開催された北中米ワールドカップのアジア2次予選で、森保ジャパンは北朝鮮と国立競技場で対戦。開始早々に田中碧が奪ったゴールで、1-0の勝利を収めた。

2019年のE-1選手権以来の復帰を果たした小川は、上田綺世に代わって81分から出場。限られた時間で懸命に走り、クリーンシートでの北朝鮮撃破に貢献した。

26歳のストライカーは、久々の日の丸を背負ってのプレーをこう振り返る。

「本当に素晴らしい舞台というか、誰もが目ざす場所でのプレーはすごく楽しかったです。より一層というか、今後も長くプレーしたいって思いに改めてなったので、次はこの舞台でゴールを決められるように努力していきたいです」

【PHOTO】代表復帰の田中碧が先制点!日本が開始2分の得点を守り切り、北朝鮮代表を下す!|北中米W杯アジア2次予選 日本 1-0 北朝鮮
昨夏に横浜FCからオランダのNECに期限付き移籍。初の海外挑戦を果たすと、リーグ開幕戦でさっそく初ゴールを挙げるなどし、ここまで公式戦28試合で12ゴールをマーク。得点力を存分に発揮するとともに、欧州で守備面の自信も深めている。

「やっぱりヨーロッパで求められることはすごく大きい。守備の部分、切り替えの部分で身体を張るというか、そういった部分ではすごく自分の中で成長したところでもあったと思う。今日も切り替えのところで、ボールを足に当てたシーンとかもあったんですけど、ああいうプレーが、ああいう時間帯に入って大事なことなのかなと」

献身性を武器としたライバルが数多くいるなかで、ハードワークは「最低限というか、そこができない選手は呼ばれない。そこがあっての自分の特徴だと思っている」と力を込める小川。東京五輪、カタール・ワールドカップのメンバー落選の悔しさも胸に、がむしゃらに、貪欲に勝利とゴールを目ざす。

取材・構成●有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)

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