[カイロ 21日 ロイター] - エジプト外務省によると、アラブ諸国の閣僚とパレスチナの高官が21日、ブリンケン米国務長官と会談し、パレスチナ自治区ガザでの停戦と2国家解決に向けた具体的な方策に関する構想を説明した。
会談はカイロで行われ、エジプト、サウジアラビア、カタール、ヨルダンの外相、アラブ首長国連邦(UAE)の国際協力相のほか、パレスチナ解放機構(PLO)執行委員会のフセイン・アル・シェイク事務局長が参加した。
シェイク氏はパレスチナ自治政府のアッバス議長の側近で、イスラエルとの接触で仲介役を担う。
エジプト外務省によると、閣僚らはパレスチナ人が自治区から追われることに反対を表明した。ガザの人道的危機に対処する措置を決定するため、数日中に専門家が会合を開催するという。
米国務省のミラー報道官によると、ブリンケン氏は同日、エジプトのシシ大統領とも会談し、ガザでの即時停戦とイスラム組織ハマスが拘束する人質全ての解放を達成するための交渉について協議した。
両氏はイスラエルに対する安全保障を伴うパレスチナ独立国家の樹立についても話し合ったという。