【MLB】“騒動の渦中”大谷翔平のプロ意識を、韓国メディアが称賛「トップ級の技量を改めて確認できた日」

ドジャース大谷翔平投手は21日、韓国・ソウルでのパドレス戦に「2番DH」で先発出場。7回終了時点で4打数1安打1打点1得点と2試合連続打点をマークした。

“騒動”の渦中にいてもなお変わらぬ活躍を見せる大谷に、現地の韓国メディアから称賛の声が上がっている。

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■「オオタニはまさしくプロだった」

前日の開幕戦後に、大谷の通訳を務めていた水原一平氏が違法賭博に関与したとしてドジャースを解雇された。

開幕戦で大谷は2安打1打点1盗塁と躍動。チームも5-2で快勝し幸先の良いスタートを切ったが、このショッキングな出来事に、大谷のメンタル面を懸念するファンの声が相次いでいた。

しかし、そんな状況下でも大谷は2試合連続安打と2試合連続打点をマーク。あと少しで本塁打という大飛球も放った。

韓国メディア『スターニュース』は「『すごいな』オオタニ、衝撃の通訳裏切り+不法賭博事件にも『競技場に入ろうと笑った』…本当のプロの姿勢」と題した記事を投稿。
冒頭で水原氏との関係について触れ、「これまでオオタニとミズハラ・イッペイはスタジアムの内外でいつも一緒に行動し、格別な友情を誇示した。大谷の成功の裏にはミズハラ・イッペイの献身があったと言っても過言ではないほど、二人の関係は特別だった」とし、この度の騒動を説明。

その上で、「しかし、オオタニはまさしくプロだった。2番DHで選抜出場したオオタニは、笑顔でグラウンドに登場。とても大変な時間を過ごしているオオタニだったが、決戦を控えても笑顔を失わずプロらしい姿勢を見せた」と報じた。

同じく韓国メディア『SPO TVニュース』は「『通訳ギャンブル騒動』衝撃的裏切りにもオオタニはただ笑った… 7億ドルプロの姿勢、競技力の影響はなかった」という記事を上げ、「オオタニは初打席から安打を放つなど、競技力にまったく問題がなく、今回の事件に集中力が乱れなかったことを明らかにした。オオタニは初回の第1打席で2試合連続安打を記録。2番目、3番目の打席では外野の大飛球をマークしたが、すべてよく当たり、そして遠くへ打球を運んだ」と絶賛。「オオタニのプロらしい姿、そしてトップ級の技量を改めて確認できた日だった」と振り返った。

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(A.Kudo/SPREAD編集部)

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