谷口彰悟より町田浩樹の先発推すワケ。鹿島OB内田篤人ら「鈴木彩艶と同様…」

町田浩樹 写真:Getty Images

日本代表は今月21日開催の北中米W杯アジア2次予選で、MF田中碧(フォルトゥナ・デュッセルドルフ)のゴールもあり北朝鮮代表に1-0で勝利。GK鈴木彩艶(シント=トロイデンVV:STVV)とDF町田浩樹(ユニオンSG)がフル出場したが、日本代表OBのハーフナー・マイク氏や内田篤人氏が町田の経験不足を指摘。鈴木と同様、森保一監督による積極起用を期待している。

東京五輪の日本代表メンバーである町田は、2022年1月に鹿島アントラーズからユニオンSGへ移籍。今季は主力センターバックとして、ユニオンSG躍進の原動力になっている一方、AFCアジアカップの舞台ではDF冨安健洋(アーセナル)やDF板倉滉(ボルシアMG)らを前に、スタメン出場1試合、途中出場1試合に終わっていた。

DF谷口彰悟(アル・ラーヤン)やDF渡辺剛(KAAヘント)らとポジション争いを繰り広げる中、国立開催の北朝鮮戦でスタメンに抜てきされた町田。冨安が招集外である中、クリーンシートでの勝利に貢献している。

日本代表の守備陣については、インターネット動画配信サービス『DAZN』で今月21日配信開始の『内田篤人のフットボール・タイム』でも話題に。ゲスト出演のハーフナー氏が内田氏とともに、アウェイ北朝鮮戦のスタメンを予想する中、センターバックの布陣で内田氏が「町田はUEFAヨーロッパリーグで頑張っている。ただ、代表ではあまりプレーしていないので、安定で言うなれば谷口かな」と、鹿島の後輩について私見を述べている。

これに対して、ハーフナー氏は「2次予選だし…」と切り出すと、「鈴木もそうだけけど、経験不足って言われるけど、試合に出ないと経験つかないから。(森保監督は鈴木を)どんどん起用して良いと思う」と進言。ホームゲームにつづき町田が板倉とともにスタメン出場すると、両者は予想した。

アジアカップでベスト8という結果に終わったこともあり、鈴木をはじめGKの経験不足が叫ばれている森保ジャパン。センターバックで冨安と板倉が絶対的レギュラーであるとはいえ、町田をはじめ他の選手にもより多くの出場機会を与えることが重要かもしれない。

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