トラヴィス、新アルバム『L.A.タイムズ』からリードシングル『ガスライト』を公開

スコットランドのロックバンド、トラヴィスが、ディープでパーソナルなニューアルバム『L.A.タイムズ』を携え戻ってくる。フロントマンのフラン・ヒーリー(51)率いる1990年に結成された同バンドは、2020年の『10 ソングス』以来楽曲をリリースしていなかったが、21日(木)、同新アルバムからのリードシングル『ガスライト』を公開し復活を果たした。

25年前にリリースされナンバーワンアルバムとなったことで同バンドのブレイクのきっかけとなった『ザ・マン・フー』を振り返りながら、フランは同新アルバムについてこう話している。

「『L.A.タイムズ』は『ザ・マン・フー』以来、最もパーソナルなアルバムだ。あの頃は人生の地殻変動があって、書くべき大きなことがたくさんあった。それらの曲を書いていたのは22歳の時。僕のセラピーだったよ。それから20年以上が経ち、プレートが再びシフトした。語ることはたくさんある」

そんなフランは、リードシングルのタイトルについてこう話している。「数週間前に読んだんだけど、『ガスライティング』は、世界で最もウェブ検索されている言葉だそうだ。僕たちは、上司、リーダー、友人、教師、政治家によって現実が歪められている時代に生きている。本当にいたるところにある。ガスライティングをする人たちは、君をコントロールしたいんだ。彼らは、君の自信を損なうようなことを言って現実に疑問を抱かせ、おかしくなりそうな気分にさせるんだ」

同バンドは今年、6月から7月にかけてザ・キラーズと共に16日程の英アリーナツアーを行うことになっており、その後更にイギリスとヨーロッパでの公演が予定されている。

7月12日にリリースされる同ニューアルバムは、デジタル盤、CD、アナログ盤、ならびにグラスゴーのドギー・ペインのリビングルームとロサンゼルスのフラン・ヒーリーのリビングルームの間で録音された『L.A.タイムズ』のストリップバック・バージョンを含む、CD2枚組の限定デラックス盤で発売される。

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