長田氏コンプラ担当に トヨタ、小林氏は番頭専念

 トヨタ自動車は21日、長田准執行役員がチーフリスクオフィサーとチーフコンプライアンスオフィサーを兼務すると発表した。4月1日付。現チーフリスクオフィサーなどを務める小林耕士氏は、エグゼクティブフェロー(番頭)に専念する。また6月の定時株主総会を経て、監査役には元中日新聞社編集委員の長田弘己氏が就く。

 加えて、4月1日付でトヨタ自動車九州副社長の朝倉正司氏がトヨタ本体に戻り、シニアフェローに就く。このほか、渉外広報本部本部長には現副本部長の上田裕之氏が昇格する。

 社外取締役と社外監査役の独立性に関する基準も見直した。関係会社や主要取引先などに該当しない場合に、社外役員の独立性を確保できていると判断するという。基準の見直しにより、現監査役の酒井竜児氏は退任する。

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