心落ち着かせる区画増設 中部空港 岐阜県産材を活用

「カームダウン・クールダウンスペース」のイメージ

 【半田】中部国際空港は26日から、第2ターミナルの国際線と国内線の出発制限エリアに、発達障害や知的障害、精神障害などがある人が搭乗前に心を落ち着かせるための区画「カームダウン・クールダウンスペース」を1カ所ずつ設ける。

 国際線エリアの区画は約5平方メートル、国内線エリアの区画は約4平方メートル。いずれも車いすでの利用が可能で、間仕切りとベンチが設置されている。岐阜県産材の木材を使用し、専門学校「岐阜県立森林文化アカデミー」の教員・学生による提案によって製作された。

 同空港のカームダウン・クールダウンスペースは、第1ターミナルの2カ所を合わせ計4カ所となる。

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