画像(13枚)
ホンダは欧州で、ネオスポーツカフェモデル「CB125R」をマイナーチェンジし、2024年モデルとして発表した。エンジンはユーロ5+排出ガス規制に準拠し、新たにTFTディスプレイや新作スイッチギア、4つの新色を採用している。
●文:ヤングマシン編集部(ヨ)
シュラウドは全カラーでダーク調に
2021年モデルで新たにDOHC4バルブエンジンを採用したCB125Rが、さらなる魅力アップを果たした。ホンダが欧州で発表した2024年モデルは、エンジンをユーロ5+排出ガス規制(2024年末に適用)に適合したほか、CB1000Rから継承した5インチTFTフルカラーディスプレイを新採用。左手側のスイッチギアは十字キーのような新しい形状が与えられている。
ユーロ5+排出ガス規制に準拠したエンジンは15ps/10000rpmを発揮し、最高速度は105km/h、0-200m加速は11.3秒だ。最新の法的要件に対応するため、触媒のオンボードモニタリングの導入、故障を特定するための閾値の引き下げ、騒音やロングタームでの排出ガスの改善が施された。
車体では、SHOWA製φ41mmセパレートファンクション・ビッグピストン(SFF-BP)倒立フロントフォーク、フロントφ296mmフローティングディスクと組み合わされたラジアルマウント4ピストンキャリパー、IMU制御のABSなどが従来型から継承。リヤブレーキはφ220mmディスクを採用する。フレームはチューブラートレリス構造で、スイングアームは異形断面の鋼板だ。
前後荷重配分はフロント51.5%、リヤ48.5%。ステアリングの切れ角は片側40度とたっぷり取られ、最小回転半径2.3mを実現している。
メーター&スイッチギアは前述のように新作となり、メーターの表示モードは3種類。燃料ゲージ/燃費、ギヤポジションインジケーター、設定可能なシフトアップインジケーターなどが表示できる。灯火類はフルLED、10.1L燃料タンクは45.5km/LのWMTCモード燃費と掛け合わせて約460kmの航続距離を確保する。
車体色は全て新色となり、ブラックアウトまたはダークグレーとされたサンプガード(アンダーカウル的なもの)とシュラウドが全体を引き締める。新色はグレー、ホワイト、ブルー、レッドと全4色のラインナップだ。
日本でもほぼ同仕様の新型が登場することは確実で、すでにモーターサイクルショーでは予告なく新型が展示されているとの情報も。カラーバリエーションについてはある程度絞られる可能性大だが、続報を楽しみに待ちたい。
CB125R のカラーバリエーションとスペック
HONDA CB125R[2024 EU model]Matt Cynos Gray Metallic with Black sump guard and shrouds
HONDA CB125R[2024 EU model]Pearl Cool White with Matt Cynos Gray Metallic sump guard and shrouds
HONDA CB125R[2024 EU model]Reef Sea Blue Metallic with Matt Cynos Gray Metallic sump guard and shrouds
HONDA CB125R[2024 EU model]Pearl Splendor Red with Matt Cynos Gray Metallic sump guard and shrouds
CB125R のディテール
新たにCB1000R譲りの5インチTFTフルカラーディスプレイを採用。3つの表示モードを切り替えることができ、ライダーの好みに応じてアナログまたはバーグラフ式の速度/回転数表示を3種類に設定可能。燃料ゲージ/燃費、ギヤポジションインジケーター、設定可能なシフトアップインジケーターなどが表示できる。
ブラックアウトされたヘッドライトケースにダーク調のシュラウド(車体色によってグレーまたはブラック)がブラバス1300Rを思わせる? 灯火類はフルLEDで、ヘッドライトはデュアルバーライトシグネチャーを採用しており、上がロービーム用、下がハイビーム用だ。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。