臼杵市がDX推進へ新サービス導入 オンライン窓口相談とバスの位置情報提供【大分県】

オンラインで窓口相談ができる「う♡ラクまど」は担当者と画面越しに対話できる=臼杵市役所
運用を開始したバスロケーションシステム「う♡いまどこ」のページ

 【臼杵】臼杵市は、デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進に向けた取り組みを強化している。新たに、オンライン窓口相談と市内循環バスの位置情報提供サービスを導入。移動や待ち時間の負担軽減などにつなげ、市民の利便性向上を図る。

 オンラインで窓口相談ができる「う♡(すき)ラクまど」は、市役所に足を運ばなくても担当者とパソコンの画面越しに対話ができるサービス。事前に希望する日時や相談内容などを市ホームページの予約フォームから送信すると、市から接続用のURLが届く。

 相談可能な内容は税に関することや子育て支援、地区の要望―など7項目で順次、拡大する予定。

 複数箇所との同時接続も可能で、遠方の家族も一緒に話を聞けるため高齢者など一人では不安な人の安心にもつながるという。

 市中心部を循環するコミュニティーバス「ふぐバス」の運行状況が分かるバスロケーションシステム「う♡(すき)いまどこ」の運用も開始した。

 市のホームページか、通信アプリLINE(ライン)の公式アカウントからアクセス。スマートフォンやパソコンからバスの接近情報、経路、時刻表を確認でき、バスの接近を知らせる通知を設定したり利用頻度の高いバス停の登録もできる。

 市DX推進室は「新サービスの導入が市民の不安解消、利便性アップにつながれば。今後もDXで、市民サービス向上や市役所の業務改革に向けた取り組みを進めていく」と話した。

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