町内起業へプラン発表 飲食店や土産物など7人が熱くプレゼン

起業や新規事業立ち上げのプランを説明する参加者

 大山町の起業支援事業「DAISEN KICK START」の発表会が、コワーキングスペースTORICO(同町富長)で開かれた。町内で飲食関係の起業や新規事業立ち上げを目指している町民らが事業プランを熱く語った。

 起業の入り口となる事業計画作りをサポートする事業で、合同会社HACK LABが受託。20~60代の町民や移住希望者7人が参加し、1月から全5回の日程で計画を練り上げた。

 参加者は、老舗あんこ屋が手がける創作和菓子カフェ▽1泊8万円で1棟貸しするゲストハウス▽子ども連れも利用しやすい個室対応の家庭料理店▽オーガニック食材の量り売りショップ-の開店計画などを発表。白ネギとバタフライピーを使った青いお茶など独自商品を扱う土産物ブランドの立ち上げも説明した。

 大山産紅茶やイノシシホルモンの新たな販売案も上がり、竹口大紀町長や地元飲食店、商工、金融関係者がブランディング戦略などを質問した。参加者の多くは来年度中の事業化を目指すという。竹口町長は「町内は店が少なくなっているが、生活に潤いを与えるために飲食店は大切。ぜひ多く実現し、町の新たな魅力になれば」と期待した。

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