ごみ処理手数料受け取らず、いわきの清掃センター 市職員らから

 いわき市は21日、北部清掃センターで、業務を受託している重環オペレーションの従業員が市職員ら2人から処理手数料計6300円をもらわずに、ごみを受け入れていたと発表した。

 市によると、ごみを搬入した2人のうち1人が市職員。2019年3月下旬ごろ~昨年2月ごろの間、2人から28回にわたり計630キロのごみが同センターに持ち込まれた。ごみ10キロにつき100円の手数料が生じるが、担当者は手数料を受け取っていなかった。

 2人は同センターに勤務経験があり、担当者と顔見知りだったことから、過度に配慮して計量せずにごみを受け入れたという。支払われなかった手数料は同社から既に市に納入された。

 市は「搬入者に市職員がいたことは誠に残念で、深くおわび申し上げる。服務規律の徹底を図り、再発防止に努めたい」としている。

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