フィリピン金利は高水準維持する可能性、年内利下げも=財務相

[マニラ 21日 ロイター] - フィリピンのレクト財務相は21日、金利は「より長期間にわたってより高水準」にとどまる可能性があるが、年内に利下げもあり得ると述べた。レクト氏は、中央銀行金融政策委員会の委員でもある。

ただ、利下げの幅と頻度は予想以下になる可能性があるとし、今後2年間で最大200ベーシスポイント(bp)引き下げられる可能性があると述べた。

次回の中銀政策決定会合は4月4日に開かれる。2月の会合では、政策金利を3会合連続で6.50%に据え置いた。

レクト氏はまた、今年の経済成長率は6.0%が現実的と指摘した。政府目標6.5─7.5%は経済政策当局者により22日に見直しされる可能性がある。

昨年の成長率は5.6%と、政府目標の6.0─7.0%には届かなかった。

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