長崎県内初のバスケ屋外オールコート 広場をカラフルに全面改修 国立諫早青少年自然の家

カラフルな新バスケットボールコート=国立諫早青少年自然の家

 長崎県諫早市白木峰町の国立諫早青少年自然の家の「つどいの広場」が20日、ニューアルオープンした。同自然の家によると、バスケットボール専用の「TREASUREコート」は県内初の屋外オールコート。
 スポーツや文化振興を通じて子どもたちの育成に取り組む松園尚己記念財団(松園和子理事長)が寄贈した。
 広場は正面玄関前の1463平方メートル、もともとハーフコートしかなかった。これを全面改修し、6日に完成。デザインは東京都江東区内のカラフルなコートを参考に、山から海へと流れる水などをイメージした。コートの脇には数字や色違いの升目が描かれ、鬼ごっこの一種「色鬼」や等身大のビンゴゲームなどを楽しめる。
 オープニングセレモニーには県内外から高校生以下の選手ら約350人が参加した。代表6人がフリースローを試技。小学生28チーム、中学生11チーム、高校生16チームが3人制「3×3(スリーエックススリー)」やノックアウト方式のフリースローで日頃の練習の成果を競った。
 五島市から訪れた富江Aチームの貞方徠(らい)さん(12)は「(コートが)滑らず動きやすく、自分の思ったようなプレーができた。また遊びに来たい」。同自然の家の後藤慶太次長は「バスケットの裾野を広げて小学生から楽しんでもらい、良い選手が育てばうれしい」と話した。

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