ヒロセ電機、盛岡に生産設備開発の新拠点 技術者育成にも活用

ヒロセ電機が整備した東北アドバンスト・テクノロジーセンター

 電子部品・コネクター製造大手のヒロセ電機(横浜市、石井和徳社長)は盛岡市向中野に生産設備開発拠点「東北アドバンスト・テクノロジーセンター」を開設した。生産用機械などの開発・製造に加え、技術者育成にも活用していく。

 21日は現地で完成式典を行い、岩手県、盛岡市、施工業者を含む約40人が出席。テープカットで祝った。

 センターは鉄骨平屋で建築面積は2092平方メートル。総工費は15億円。1日から稼働しており、コネクターの組み立て自動機や生産設備を制御するソフトウエアを研究開発する。完成した機械などは宮古市、一関市と福島県郡山市の主工場や海外の生産現場に配備する。

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