伊勢型紙技法で制作 鈴鹿のサークルが絵画展 三重

【個性豊かな力作の数々=鈴鹿市役所で】

 【鈴鹿】三重県鈴鹿市の旭が丘公民館でサークル活動をする型紙アート工芸会(大杉石美講師)は21日、同市役所市民ギャラリーで作品展を開き、大杉講師と生徒ら計9人が、伊勢型紙の技法で制作した絵画作品37点を展示した。24日まで。

 同会には現在、市内を中心とした小学生から70代の8人が所属。月2回集まり、制作活動に励む。

 年に一度の成果発表の場として、令和5年度の作品を中心に展示。最年少の市立旭が丘小1年、森心さん(7つ)は、リボンを付けた猫の「みぃちゃん」と片手を挙げてポーズを取る「みいちゃんのともだち」の2点を出品。県展入選実績を持つ最高齢の坂倉利一さん(78)=津市芸濃町=は、人生を波に見立て、小紋柄を組み合わせて緻密に表現した「波瀾万丈」など5点を出品。会場には個性豊かな力作の数々が並ぶ。

 出品者の一人、市内中旭が丘3丁目の加勢まり絵さん(50)は「みんなが一生懸命に作った。展示を通じて新しい仲間が増えたらうれしい」と話していた。

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