能登の道路や下水道復旧へ 伊勢市、被災地に職員2人派遣 三重

【能登半島地震被災地へ半年間派遣される(右から)倉野さんと中西さん=伊勢市役所で】

 【伊勢】能登半島地震の被災地の復旧に向け、三重県伊勢市の職員2人が4月1日から半年間、石川県穴水町などに派遣されることになり、21日、市役所で鈴木健一市長に報告した。

 派遣されるのは、都市整備部維持課の中西佑太さん(25)と上下水道部下水道建設課の倉野寿也さん(34)。中西さんは穴水町で、倉野さんは富山県氷見市で、それぞれ道路や公共施設、下水道の復旧に向けて業務にあたる。

 市は、震災発生翌日から3月15日までに、延べ88人の職員を派遣してきたが、期間はいずれも1、2週間ほどだった。半年間の派遣は初めて。

 鈴木市長は「地域の方に寄り添う気持ちを持って頑張ってきてほしい」と述べた。中西さんと倉野さんは、「一日も早く被災地が復旧できるよう尽力したい」と話した。

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