下野市で震度5弱の地震 小学校の体育館倉庫で天井パネルが落下 気象庁「1週間程度注意が必要」

とちぎテレビ

気象庁によりますと21日午前9時8分ごろ、栃木県と埼玉県で震度5弱を観測する地震がありました。

震源地は茨城県南部で、震源の深さはおよそ50キロ、地震の規模を示すマグニチュードは5.3と推定されています。

震度5弱を観測したのは、下野市と埼玉県加須市です。県内で震度4を観測したのは宇都宮市、足利市、栃木市、佐野市、鹿沼市、真岡市、益子町、壬生町、野木町です。

この地震でJアラート・全国瞬時警報システムは予想最大震度5弱の緊急地震速報を出しました。

下野市では小学校の体育館の倉庫で天井のパネル8枚が落下しましたが、けが人はいませんでした。県によりますとそのほか被害の情報は入っていないということです。

地震の影響で、JRは東北新幹線の運転を一時見合わせ上下線25本に遅れがでて9千人に影響があったということです。

日本原子力発電によりますと、茨城県東海村にある東海第2原子力発電所に異常は確認されませんでした。

政府は総理大臣官邸に情報連絡室を設置したほか、県と下野市は災害警戒本部を設置しました。

気象庁は「揺れの強かった地域では1週間程度、最大震度5弱程度の地震に注意してほしい」と呼びかけています。

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