トルコとGCC、FTA協議開始で調印 湾岸諸国と関係強化へ

[アンカラ 21日 ロイター] - トルコとペルシャ湾岸のアラブ諸国でつくる湾岸協力会議(GCC)は21日、自由貿易協定(FTA)の協議開始で調印した。

トルコと湾岸地域は長年緊張関係にあったが、2020年にサウジアラビアやアラブ首長国連邦(UAE)をはじめとする諸国との関係修復へ外交活動を開始。既にUAEと貿易協定を結び、その後カタールなどと多額の協定に調印、湾岸地域との経済関係拡大に向け努力を強化している。

トルコのボラット商務相はX(旧ツイッター)で、「合意が貿易自由化や投資の円滑化につながる」とし、早期の交渉が完了し2兆4000億ドル規模の世界最大級の貿易地域が誕生するとの見通しを示した。

GCCには、サウジ、UAE、カタール、クウェート、オマーン、バーレーンが加盟している。

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