矢板中央高校に新たな風 サッカーW杯などで審判を行う「国際審判」の視点でサッカー指導

とちぎテレビ

サッカーワールドカップなどの国際試合で審判を行うことができる、国際審判員として登録されている那須塩原市の男性が、2024年度から矢板中央高校でサッカー部の指導にあたることがわかりました。

矢板中央高校の非常勤講師として2024年度からサッカー部の指導にあたる国際審判員の長峯滉希さん(32)。

ワールドカップなどの国際試合で笛を吹くことができる国際主審は、日本サッカー協会が定めている国内トップレベルの審判資格である1級審判員の中から男女合わせて11人のみが選ばれる限られたポストです。

長峯さんは、2023年1月にFIFA=国際サッカー連盟から承認を受け、国際主審に登録されました。

その年の1年間は自身のけがの影響で審判活動をほとんど行うことができませんでしたが、2024年から国際試合などで経験を積んで、2030年のワールドカップを目指しています。

1年ほど前まで、栃木県内で教員をしていた長峯さんは、矢板中央高校で指導者と審判員の経験を生かして、細かなルールの解釈や選手としての姿勢を指導していくということです。

本格的な活動を前に21日、サッカー部の紅白戦で笛を吹いた長峯さん、監督や部員からも期待の声が聞かれました。

後進の育成や審判として世界の舞台に立つという大きな目標へ新たなスタートを切ります。

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