メッツが強打者J・D・マルティネスを獲得 1年1200万ドルで合意

日本時間3月22日、MLB公式サイトのマーク・フェインサンド記者が関係者から得た情報によると、メッツはドジャースからFAとなっていた強打者J・D・マルティネスと1年1200万ドルの契約を結ぶことで合意に至ったようだ。「SNY」のアンディ・マルティノ記者が契約の詳細を報じており、メッツが今季マルティネスに支払うのは450万ドルのみ。残りの750万ドルは2034~38年の5年間で毎年150万ドルずつ支払われる予定だという。マルティネスは新天地メッツでもフルタイムのDHとして起用される見込みである。

現在36歳のマルティネスは通算315本塁打、1002打点、オールスター・ゲーム選出6度、シルバースラッガー賞3度、打点王1度などの実績を持つスラッガー。レッドソックス時代の2018年にはワールドシリーズ制覇も経験している。2022年に打率.274、16本塁打、62打点、OPS.790と大きく成績を落としたため、年齢による衰えが懸念されていたが、1年契約でドジャースへ移籍した昨季は打率.271、33本塁打、103打点、OPS.893を記録。4年ぶりに30本塁打&100打点をクリアし、強打健在をアピールした。

メッツはDJ・スチュワート、マーク・ビエントス、マイナー契約のルーク・ボイトと崔志萬(チェ・ジマン)らがDH候補に挙げられていたが、オープン戦ではビエントスが4本塁打を放っているのが目立つ程度で、スチュワート、ボイト、チェはいずれも打率1割台。ビエントスも打率.212、OPS.722、17三振に対してわずか2四球と首脳陣の信頼を勝ち取ることはできず、メッツはシーズン開幕が1週間後に迫ったこのタイミングでDHの補強に動くことになった。

ブランドン・ニモ、フランシスコ・リンドーア、ピート・アロンソ、マルティネス、ジェフ・マクニールが並ぶ上位打線はメジャー屈指の顔ぶれ。投手力に不安を残すメッツだが、各打者がしっかりと実力を発揮して投手陣を援護することができれば、2年ぶりにポストシーズン進出に手が届く可能性もありそうだ。

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