42年ぶりリニューアル! 東武動物公園に新サル山「あかげ365」 サルの生活を間近で観察、露天風呂も

新設した観覧エリアでサルの姿を見る子どもたち

 埼玉県宮代町の東武動物公園は20日、サル山をリニューアルしオープンセレモニーを開いた。「あかげ365」と名付けられた新しいサル山。来園者は観覧エリアでアカゲザルを間近に見るなどサルとのふれあいを楽しんだ。

 同園のサル山は1982(昭和57)年にオープン。老朽化などからリニューアルした。1年365日を通して四季によって変化するサルの生活様式を観覧する施設をコンセプトに「あかげ365(さんろくご)」と名付けた。

 新しいサル山は滝を設け、冬は露天風呂として楽しむ姿を見ることができる。新設した観覧エリアではサルを間近で観察できる。土や芝、樹木を植え本来の生息地に近い環境を再現することで、動物の福祉にも配慮した。

 一般公開が始まった20日昼前、カウントダウンとテープカットなどオープンセレモニーが開かれた。サクラ吹雪に見立て、来園者100人が高台からサルの好物、サクラ型のモナカを投げ入れた。

 同園は「365日、季節によってさまざまな顔を見せるサルたちの姿、アカゲザルの家族の絆を観察できる施設」と紹介している。

サル山のリニューアルをテープカットで祝う来園者ら

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